九州・沖縄薬学夏の学校
~九州・沖縄の壁を越え、大いに学び、交流!~
去る8月25日~26日、『九州・沖縄薬学夏の学校』が鹿児島にて開催され、1年目薬剤師6名と奨学生4名で参加してきました。
1日目は“真実を語り継ぐ”というテーマの下、知覧の特攻隊の青少年たちの話を聞きました。
天皇のために死ねるのは本望だと出撃していった彼ら。しかし当時の思想教育や周りの状況ではそれ以外の選択肢がなかったのです。笑顔の裏に相当な苦しみがあったことを決して忘れてはいけないと思いました。特攻隊の青年達が遺した手紙の裏側にある苦しみを考えて胸が痛くなったのですが、もしかしたら手紙そのままの言葉で受け取る人もいるかもしれないと思うと怖くなりました。思想教育を受けていたとはいえ、何の迷いもなく死んでいくわけはないのです。もっと特効隊の若者たちの苦しみ、戦争の残酷さに焦点を当てるべきだと思いました。
2日目の講演内容は、『医療現場が期待する薬剤師像』というものでした。
私は特に欧米と日本の薬剤師のあり方の違いに驚きました。
欧米の薬剤師・薬学生は、薬剤師としての自覚、意識の高さ、それに恥じない行動によって“薬剤師”と認められているのです。私はまだ薬剤師として何ができるのか手探り状態なのですが、薬剤師である自覚をもち、日々自分を磨き続けていきたいと思いました。
今回参加して1番よかったと思ったのが、夜の交流会です。夕食時はもちろんのこと、班別交流会では“3年後の自分”というテーマの下、普段はほとんど交流の無い他県の薬学生や薬剤師と沢山話すことができました。特に1年目同期の人とは、仕事上の悩みや失敗談、これからの目標などを気兼ねなく話せ、最初の緊張が嘘のように楽しい一時を過ごせました。
これからも県の隔たりなく、刺激しあっていけたらなと思います。
(しらさぎ虹薬局 N)
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